第7章 ショコラ scene5
反省会は強引にパスさせられた。
有働さん、ごめんなさい。
そんで、駆け込んだ救急病院。
「うーん…ちょっと熱はありますが、異常ありませんね…」
簡易的な検査を受けたけど、当直の医師は首をひねるばかりだった。
「おそらくストレスからくる、精神的なものだと思いますので…ゆっくりと寝てください」
そんなことを言われて終わった。
「…なんなんだ…」
帰りの車で、思わずぼやいてしまった。
時間はもう深夜も深夜…つか、朝。
4時近くになっていた。
「櫻井さん…こんな時ですから、体調管理頼んますよ…」
「わーってるよ…」
今、体調を崩すわけにはいかない。
俺たちにとって、大事な時期だから。
「来週まで、動かせる仕事は移動しますんで…とりあえず明日は頼んますよ」
「アイアイサー…」
原因は…多分、昨日のアレなんだろうけどさ…
そんなこと、誰にも言えるわけねーし。
でも、ここまでなるなんて。
雅紀でもこんなになったことはないのに…
俺って、デリケートなんだろうか…
「明日は、迎えの時間、ギリギリにしときますんで…ゆっくり寝てください。これは、チーフからの命令です」
「へーい…」