第7章 ショコラ scene5
早速、荷物を作った。
いつもだったら、梱包したらマネージャーに頼むんだけど、今日日曜だしなあ…
わざわざこんなことで休んでるのに出てこさせるのも悪いか…
そう思って、厳重にぐるぐる巻きにして、近くの営業所でマネージャーの名前を使って送ってきた。
まあ…カウンターの人には俺だとはバレたとは思うが。
家に戻ったら、雅紀が仕事から帰ってきてた。
こいつは今日はちょっとしたスポットロケが入ってたんだ。
「お、おかえり」
「翔ちゃん!どこ行ってたの?消えたかと思って焦ったよっ」
「すまん。ちょっと荷物出しに行ってた」
「え?どうしたの?」
行長先生のことを話すと、がっくりした。
「そっかああ…インフルかあ…そりゃあ無理だね…」
なんとかスマホのことは今週中にケリがつくと思っていたから、がっくりしたんだろう。
「翔ちゃんのこともあるから、早く解決したかったけどなあ…」
「でもさ、スマホ送ったから。大丈夫だよ!な?」
「そだね…明日にはなんかわかるかもしれないよね」
「うんうん」
にこっと笑うと、俺の手を握った。
「じゃあ…今日、一緒にお風呂…入りたいなあ…?」
「お。久しぶりに入っちゃう?」