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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第7章 ショコラ scene5


「…大丈夫…」

目を開けると、俺の顔をまっすぐ見た。

「翔ちゃんと一緒なら、乗り越えられると思う」
「雅紀…」
「だから、傍に居て…?」

そっと頬を包む俺の手に、手を重ねた。

「ずっと、傍に居て…翔ちゃん…」
「ああ…わかった…」

そうだな…
一緒に、乗り越えよう。

俺たちならできる。

俺たちなら、きっと。

「行長先生が帰ってくるまで、なんとか抑えられるといいんだがな」
「うん…潤の護符にお任せするしかないね…」

ふふっと笑ってくれたから…
抱き寄せた。

「翔ちゃん…」
「ああ…雅紀、愛してるよ…」
「うん…俺も…」


その週が終わって、次の日曜日。

俺のスマホに連絡があった。

「え…?え…?」
『行長幸雄です』

行長ですと名乗られて、でも声が若すぎて戸惑っていると、声の主は名乗ってくれた。

「あ、あああ!息子さんでしたか!」
『すいません…実は、ちょっと父が…』
「え?」

なんと、東北の仕事先でダウンしてしまったそうだ。

「えええっ…大丈夫なんですかっ!?」
『すいません。それが…インフルエンザでして』
「あ、ああ…今、流行ってますもんね…」
『母にも伝染ってしまいまして…』
「ええっ!?奥様も!?」

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