第7章 ショコラ scene5
『しょっ…しょおくん!!!!』
「うあっ…」
鼓膜が破れるかと思った…
「ど、どうしたんだよっ!?」
『こ、こわい~~~~~』
「あ?」
『あぃひゃっあいっ…』
「落ち着けっ」
『相葉さんのスマホこわい~~~~~』
「はあっ!?」
雅紀のスマホって…
俺が昨日渡したやつか!?
「ちょ、今、雅紀と居るのか!?潤っ」
『いま、おれんち…』
もうヘロヘロになって、言葉に力もない。
「わかった!今から行くから!ちょっと待ってろ!」
急いで家を出た。
自家用車に乗って潤の家につくと、地下の客用駐車場に入るために潤のスマホに電話を掛けた。
「出ない…」
しょうがないから近くのコインパに車を停めて、潤のマンションまで戻った。
エントランスに入ると、部屋番号がわからなかったから、コンシェルジュに頼んで潤の部屋を呼び出して貰おうか…
そう思ってカウンターに向かおうとしたら、奥の自動ドアから潤と雅紀が飛び出してきた。
「うわぁぁ!翔ちゃぁんっ…」
「翔くんっ…」
「お、落ち着けっお前らっ…」
ふたりとも飛びついて来そうな勢いだったから、焦った…
なんとか二人を捕まえて、奥の自動ドアまで引きずるように連れて行った。