第7章 ショコラ scene5
それからは、雅紀に「汗かいたら居なくなるかも!」なんて言われて…急遽マッスル部に入れられて…
んなわけねえだろって思いながらも、断りきれずに智くんと俺と雅紀で一緒に汗を流したり。
(筋肉痛になったのは内緒)
なんの変化もなかったんだが、とりあえずは用心しながら大阪での3DAYSが始まった。
「ふぃー…疲れた…」
初日が終わってホテルに戻った瞬間にベッドに倒れ込んだ。
風呂は会場で入ってきたし、飯も食って体のメンテもしてきたから、後は寝るだけだ。
忘れないように疲れを取るための加圧シャツを着込んでいたら、部屋のドアがノックされた。
「はーい」
部屋のドアを開けたら、荷物を持った雅紀が立っていた。
「お。一緒に寝る…?」
「うん…だって、心配だもん…」
「でも…怖くない…?」
「怖くないっ…だって翔ちゃんだもんっ」
がばっと勢いよく雅紀が抱きついてきて、思わず後ろによろけながら身体を受け止めた。
「ごふっ…」
「…翔ちゃぁん…」
蚊の泣くような声で、雅紀が俺の名前を呼ぶ。
「…大丈夫だから…」
「うん…」
「ほら…ニノだって、黒とあんなに仲良くなってるだろ?」
「でも…」
「先生だって、悪いものじゃないって仰ってくれたし…潤の護符もあるから大丈夫だよ」