第3章 アリストテレス
突然、体を仰向けにされた。
また潤は、俺を抑え込むように腿の上に座ると、俺を握りしめた。
「動かないように…鍵、掛けちゃうね」
「……は?」
言っている意味も、やっている意味もなにもわからない。
廊下から漏れてくる灯りだけの薄暗い部屋。
なぜか年下の後輩に組み敷かれている俺。
もう、なんのこっちゃ意味がわからない。
「元気なくなっちゃった…」
綿棒を片手に持ったまま一人ごとのように言うと、萎えた俺を扱き始めた。
「ちょっ…待て!考え直せっ…俺が、気持ちよくしてやるから!」
「えー…だって、翔くんえっちヘタクソそうだもん」
「うっ…」
なんでわかるんだ。
決して、上手いほうじゃないとは…自分でも思ってるけど…
「あんなに手先が不器用なんだから、わかるよ」
「ううっ…」
なんだってこんな辱めを受けているのに、更に辱めを受けなきゃならないんだっ
「泣かないでよお…」
「泣いてないわっ」
それでも身体は正直で。
絶妙な握り加減でいじられてるうちに、俺の俺はギンギンになってきた。
「あ…嬉しい…」
潤は俺の俺に顔を近づけると、ちゅっと先端にキスした。
「じゃあ、鍵かけちゃうね」
「だから…なんなんだよお…」