• テキストサイズ

カラフルⅤ【気象系BL小説】

第3章 アリストテレス





「翔くん…?」

後ろから潤の声が聞こえた。

「どうしたの?お風呂洗うのすごい時間掛かってるけど…」
「…いや、なんでもない」

思い出してたら、手が止まってた。

「めちゃくちゃ汚いのかと思ったけど…きれいじゃん」
「オイ…失礼だな」
「だって、帰ってこないんだもん」

風呂のドアを開けたままケラケラ笑ってる。

「おまえなあ…送ってやんねーぞ?」
「えっ…」
「わかったら、余計な事言うな」
「はあい…」

時間はもう、深夜の3時になろうとしてた。

「そろそろあいつら、帰ってっかな」
「どうだろ…見てくるね…」

風呂掃除を終えて、外に出た。
潤はまだ戻ってきてない。

「あいつ、鍵持っていったのか?」

うちは、カードキーで全部開けるようになってて、家もオートロックになってる。

ちょっと心配になってたら、案の定家のチャイムが鳴った。
玄関ドアを開けると、息を切らした潤が居た。

「ごっ…ごめんっ。鍵持っていかなかったっ」
「ばーか…で、どうだった?」
「まだ居た…」
「そうか…」

どうせ電車もなくなったし、朝までいるつもりなんだろう。

「しょうがねえな…強行突破するか…」
「えっ…」

/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp