第3章 アリストテレス
『なんだよ、てめー!いつの間に!』
俺は潤の潜り込んでる布団に馬乗りになって、布団の中に手を突っ込んだ。
『いやぁっ…何すんだよっ!』
『てめえ、気持ちよかったのか!?あ?言えよ!』
『やだーーーっ』
布団の中の潤の脇腹を、執拗にくすぐり始めた。
『言え!このやろ!』
『やああっ翔くんのばかーっ』
逃げようと藻掻く潤が、布団から顔だけ出して笑い転げてる。
『やめてっ…苦しいって…』
『ほら、言えよ!てめえ!生意気なんだよっ』
『やだあああっ…』
布団に簀巻きになった潤を好き放題くすぐって、俺達はすごく笑った。
『しょおくん、もうだめだってば…』
でもしばらくしたら、潤の顔が真っ赤になって。
『あ?なんだよ?』
『だめだってば!』
本気で抵抗し始めた。
『なんだよ。中学生のくせに生意気なんだよっ』
『やだっ…』
めっちゃ本気で、俺はベッドからふっ飛ばされた。
『わわわっ…ごめんっ…翔くんっ…』
幸い、ベッドの下に敷いてた布団の上に落ちたから、大事なかったけど。
俺にはなんで潤がこんなにムキになったのか、わからなかった。
『いや~…そんなに嫌だった?わりいな…』
『い、いや…いいの…』