• テキストサイズ

きまぐれ

第1章 かわいい貴方が悪いから俺は悪くない





親指で歯列をなぞって、舌の上を滑らせる。


その唾液を下唇に擦り付けた。


そこに俺の唇を押し付ける。


べろりと舐めると唇が震えた。


さとしくんの口内を掻き回しながら首、鎖骨と順番に手を滑らせる。


胸の先をぎゅっとつまむと熱い吐息が漏れた。


それを全部受け止める。

甘い甘いさとしくんの吐息。



一度唇を離してさとしくんを見た。


まつ毛が一瞬上を向いた。


口をはむはむさせてから、また静かに、規則的に息をし始めた。



このいじめたくなるかわいさもすき。
 
/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp