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きまぐれ

第1章 かわいい貴方が悪いから俺は悪くない





目元が熱くなって、朝がやってきたことがわかった。


目を開けると窓から細い光の筋が飛び込んできた。


体を左に向けるとかわいい塊がいた。


しかも裸の。


「さとしくん…おはよう」


小さくいってみる。


もちろん彼は起きない。


かわいい。


丸い頬に触れると、くすぐったそうにしてから顔をこすり着けてきた。


かわいい…



そこから、まつ毛、瞼、鼻筋、小鼻、頬のきずあと、眉毛、生え際、前髪、耳と辿る。


全部かわいい。
  

全部俺のもの。 
 

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