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きまぐれ
第1章 かわいい貴方が悪いから俺は悪くない
お互いの肌が、汗でくっつき始める頃。
それは、さとしくんが絶頂に近づいてくる頃。
ずっと避けていた場所を擦る。
「うっ!」
甲高い声が飛び出す。
「ここ。いつもの気持ちいいところ」
一度動きを止めて言う。
「ね、どうしたい?どうしてほしい?もう一回聞きたいな」
「また…?」
真っ赤。耳まで。
「かわいい」
その耳に唇で触れ、舌を捩じ込む。
「ふ、んんんっ…二人でイきたいっ…」
「ん。ありがと」
髪の毛と枕の間を掻き分けて、小さな瞳にキスをした。
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