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海賊の医者は美しい瞳の少女に魅了される【ワンピース】

第1章 出逢いは突然そして必然


「…どーしよう。」
「お前、なにも考えてなかったのか。」
「まぁ、死んでもいいか、って感じだったから。…家族が生きてれば。」
マリィは少し苦笑した。
「まさか、生きることができるなんて思いもしなかったからなぁ」
ローはそこまで話していて、ふと気がついた。
「おい、お前を追ってきた男達はお前の家族の存在、知らねぇんだよな?」
「まぁ、そうだけど……あ。」
マリィも気がついたようだ。
「やばい!」
ローとマリィは急いで甲板へ出た。

「あ、キャプテン達出てきたぞ!」
嬉しそうに叫ぶ、ペンギンにはお構い無しにローとマリィは空を見上げた。
「あ、やっぱり。」
2人の目線の先には、意を決して飛び降りたであろう、男達数人が叫び声をあげながら落下してくるという、情けない光景があった。
「あいつらは船持ってんだろ。なんで普通に飛び降りた。」
「ほんとだね。」
「わー!キャプテン!どーするんすか!?」
「決まってんだろ。バラす。」
ローは刀を手に、甲板を蹴った。そして、刀を鞘から引き抜く。
目の前に突然、謎の男が現れた男達はもちろん、戸惑う。
「だ、誰だ!?お前!」
「えっ?あっー!!」
ローの顔をみた、1人の男が声をあげた。
「なんだよ!?」
「こいつ、死の外科医、トラファルガー・ローだぁ!!!」
「なに!?」
男達にざわめきが広がる。
そんな男達に、ローは無言で刀を振るう。
たちまち、男は一人残らず五体をバラバラに切り離された。
「うわーっ!」
男達はバラバラになりながらも血はでておらず、身体の部分のうち、頭が叫んだ。
「すごい…」
船から空を見上げていた、マリィは素直な感想をつぶやく。
「彼は何者なの…?」
「あれ?知らないの?珍しいね。」
シャチの言葉にマリィは目を見開いた。
「有名人なの?」
「うん、まぁね。」
シャチは誇らしげに頷く。
「うちの船長は死の外科医トラファルガー・ロー。5億の賞金首だよ。」
それを聞いて、マリィはさらに目を見開く。
「海…賊?」
「そうだよ。」
「…マジですか。」
「…マジですよ。」

ローが切った男たちの身体は次々に海底へ沈んでいく。
ローは甲板に着地した。
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