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海賊の医者は美しい瞳の少女に魅了される【ワンピース】

第5章 情報収拾


ローside

「マリィ…っ」

朝起きたら、腕の中にあったはずの温もりが消えていた。

「マリィ、どこだ!!」

マリィが、部屋のどこにもいない。
焦って探していると、机の上に置かれた紙に気づく。

その紙には、こう記されていた。

ーーーーーーーーーーーーーー
ローへ
ちょっといなくなるけど、心配しないで。
今日、計画通りに出港して、島に行ってね。
大丈夫だから、私のことは気にしないで。私もそっちに行くから。
絶対、あなたのもとへ戻るから。

ーーーーーーーーーーーーーー

「クソッ…」

またか。
また、あいつは俺の前からいなくなって…

自分を犠牲にするつもりか…?





…いや。


あいつは…
必ず戻って来ると言った。
心配するなと、気にするなと言った。

大丈夫だと言った。

それなら、信じねェと…

俺は…あいつの恋人なんだから。

他の誰があいつを信じなくても、俺は信じてやらねェと。




海岸に行くと、マヤ屋を見つけた。

「おい、マヤ屋」

「なんだい……あの子はどうした?」

マヤ屋は俺を見ると、目を見開いた。

「…あっちで合流するらしい。俺たちは予定通り出港しろと」

「わかったよ。あんたは自分の船で行くだろ?」

「ああ。じゃあ、あっちで会おう」

「そうだね」

マリィは蒼導石を持って行ったはずだ。
それなら、並大抵のやつには負けねェ。

そう分かっていても…

「心配なもんは心配だよな…」



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