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【A3!】真夏の恋よ 永遠になれ【三好一成】

第1章 Summer #1







「えーっと…オレ、じゃないよね?」


知らない声がする。
バッと前を見ればそこには、
緑色の瞳をした金髪の男の子が立っていた。





『ごごご、ご、ごめんなさい、!』

「そんなに謝らなくても!?!」



金髪の彼は、「似合ってると思うよん!」と言って笑った。


……少し、ドキッとした。



「あ、いづみ着替え終わったのー?
えーっと……こちらは?」



友達が彼を見て言った。



「あ、オレ三好一成!いや〜、たまたま試着室の前を通りかかった時にこの子が出てきて、つい見とれちゃったんだよね〜。
ゴメンね、じゃあオレ行くね!」


『あ……』


「結構イケメンじゃない!?
あ〜、連絡先でも聞けばよかったのに〜もったいない!」


『そ、そうだね、…あ、この服…買おうかな。』



彼に、似合うと言われたから。
もう二度と会うこともないのに何してるんだか。




"三好一成"くん。

その日からずっと、「似合ってる」と言って笑った彼の顔が、頭の中を反芻していた。




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