第2章 極寒の夜咄【ヴィクトル/R18】
男らしく骨張った彼の長い指が、私の中に入ってくる…
その感覚だけで果ててしまいそうだった。
彼はいつも浅い所から私の体を責める。
彼の体に寄り掛かりながら、もどかしい気持ちを必死で堪える。
小さく震えながら快感に耐えている私を見てか、彼は優しく目を細めると
ヴィクトル「そんなに俺の指が美味しいの?…もうこんなに濡れて、締めつけて離してくれないね」
と言って、もっと奥深くへ指を滑らせた。
「ひぁッ………んう……」
一番欲しかった所をやっと触れられて、思った以上に刺激が強くて一段と甘い声が出た。
もう一本指を埋めてバラバラに動かされると、もう限界の一歩手前だった。
「はァっ…………ヴィクトル…愛してる……」
熱い息をさらに濃密に吐き出しながら彼の青い瞳を見つめて一番伝えたい事を言葉にする。
恥ずかしいなんて思わなかった。ただ伝えたくなったから言っただけだ。
彼の瞳が微かに見開かれると、すぐにクスッと笑んで____
ヴィクトル「Я тоже тебя люблю(俺も愛してる)」
と耳元で甘く囁かれた言葉を聞きながら私は絶頂を迎えた____