第1章 熱の恐さ※

ちぅっときつく吸い上げ、赤い華を咲かせる。


「へ、いちょぉ……らめれす……かぜ、うつっちゃ……んぅ、あ…っ」


抗う口を塞いで、黙らせる。

唇を離すと、エレンの火照った頬を挟み込む。


「……じゃあ、やめるか？」


「ふ、ぇ……」


エレンの瞳に、戸惑いの色が浮かんだ。

「…どうするんだ？この口で言え。」


そう言って、エレンの唇を指でなぞった。


「…っ、やめ、ないで……」


「…ハ、とんだ淫乱だな……」


俺はエレンの着ていた服を捲り上げ、胸の突起を口に含んだ。


「ふぁあっ、やぁ…っ」


舌を使って突起を転がすように刺激すると、エレンからあがる高い嬌声。

片方の突起は指で弄りながら、執拗に胸を責め続ける。


「…そろそろ、下いくぞ。」


ズボンを脱がすと、下着の上からエレンのそれに触れる。


「…濡れてんじゃねぇか。そんなに気持ち良かったか…？」


エレン自身を布の上から撫でながら、だらしなく涎をたらすエレンの耳元で囁く。


「は、ぁん……っ、き、もち、良かった、れす…っ」


びくん、びくんと不規則に跳ねるエレンを見て、自然と口角が歪んだ。


「エレン……どうしてほしいんだ？」


熱のせいか、焦点のあっていないエレンの瞳を見て、再び囁きかける。