• テキストサイズ

君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第4章 Loving you is Killing me.Ⅱ 前編


昼からの業務は、デスクワークで座りっぱなしだった。


「あぁーっ、もう限界っっ!!!」

「は?」

「悪ぃ!ちょっと身体動かしてくるわ、後、よろしく~」

「ちょっと、ライアンっ!」


俺は尻がむず痒くなってきたので、トレーニングセンターに向かった。

あんなデスクワークなんか、俺様の仕事じゃねぇよなぁ~~~


昼間のこの時間、他のヒーローも来ていないこの広いトレーニングセンターで、1人汗を流す。


はぁ~


身体動かしてる方が、よっぽど気が楽だ。

すると、トレーニングウェアに着替えたジュニア君がやってきた。


「あれ?ジュニア君もサボリ?」

「あなたと一緒にしないで下さい」

「えー?なんでよ。いいじゃん。一緒で」

「………………」

また、ダンマリかぁ~?
ん?

「…………今日は、身体を動かしたい気分なんで」

「いいねぇ~!帰りは飲もうぜ!」

「いえ、結構です」

「なんで?」

「………………」


あ、また黙った……


ま、いっか。


黙々と身体を鍛える俺たちの間には、



マシンの無機質で一定の音が鳴り響いていた。






/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp