第4章 Loving you is Killing me.Ⅱ 前編
「なぁ、このまま昼メシ行こうぜ」
「……そんな時間ですね。後の事務処理も溜まってるんで、近場で済ませましょう」
「オッケー」
服を着替え終えると、先ほどとはうって変ってスッキリした顔のジュニア君と一緒に近くのレストランに入った。
そこには
「あ……」
「おぉ!2部のみんな……か?」
おっさんの顔は知ってっけど……それ以外ヒーロースーツ着てねぇから、ヒーローなのかどうかすらわかんねぇ……
あーあの小さい女の子が、千代紙かな……?
ふーん、なかなかかわいい顔して……
「向こうに座りましょう」
ジュニア君が、ぐいっと俺の腕を引っ張ってきた。
おっさん達とは、離れた席に座る。
ま、ナニがあったのかは知らないし、聞きたくもないけど……
原因は間違いなく、あのおっさんだ。
「挨拶しなくていいのかよ?」
「べつに……」
「ジュニア君、顔に出過ぎ」
「なっ!」
「ま、いいよ、なんでも。あ、俺この一番、たっかいやつ頼もーっと」
「………………」
あーあ、俺の“相棒”
また暗い顔になっちまったなぁ~……