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君とならキスだけじゃ【TIGER&BUNNY】

第5章 Loving you is Killing me.Ⅲ 前編


虎徹さんのバイタル反応はある……

けれどこの広さに、山のようにある瓦礫……
無闇には動けない……


何か……


何か……



反応があれば……




僕は能力は発動させずに、目を凝らして周りを確かめる。


「バーナビーくん!どうしたんだい!?君、スーツを着ていないじゃないか!?」


後ろから、スカイハイさんに声をかけられる。
僕は、ハッ!として

「すいません、少しここにいて下さい」

「あぁ、かまわないよ」

その返事を聞くと、能力を発動させ、パワーを聴力に集中させる。


虎徹さん……何か……小さな声でも……


お願い……




その時だった



『……に…………もう一度…………』



声のした方に目をやると、今度は視覚に集中した。



遠い向こうに、赤の折紙がひらひらしているのが見えた!!!


「スカイハイさんっ!あそこに虎徹さんと千代紙さんが!!!」

僕が指を指すと、流石KOH!僕の言いたい事が一瞬で伝わった。


「わかった!先に行くよ!」

「あの赤い紙が目印です!風で飛ばされやすいので」

「出来る限り上空から近づけば大丈夫だろう」

「はい!僕もすぐに!」





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