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【暗殺教室】僕の専属使用人

第2章 彼女の正体。


学秀『僕は先程言ったはずだ。アクセサリーは外せと。何故まだ外していない?』

すると、彼女は僕の目を見た後、生徒指導室の机に腰掛け、足を組みはじめ言う。



『はぁ〜。ってかさ、もうお互い素で喋ろうよ!浅野君もさ、ほんとは皆んなの事、手駒くらいにしか思ってないんでしょ?』

先程までの口数の少ない彼女とは雰囲気が変わった。
少なからず僕を敵視するような発言。

学秀『何のことだ?』


『浅野君、君のお父さんと君の事は絶対に許さないから!!このまま思い通りになんかさせない!!』

学秀『一体何の話しをしている?』


『とぼけないでよ!!私の家族をバラバラにしといて!

あなたのお父さんが鳳凰学園を陥れて、私と浅野君の全国模試の結果で経営権まで奪っていった…。私たちは、今バラバラで暮らしている!

許さないから!』


学秀『………。なるほど。何故三年になったこの時期に椚が丘と同等レベルの君がここに来たのか分かった。

残念ながら僕はこの件に関しては皆無だ。それでも君が僕を許せないならそれで構わない。

実力差で負けたのは君だ。桃宮まぁ。
自分の負けを人のせいにするほど愚かなことはない。


あと…。』



バンッ…。

私は一瞬何が起こったのか分からなかった。気付いた時には生徒指導室の机に顔が付き、両手は片手で浅野君に抑えつけられている。

もう片方の手で器用にピアスとネックレス、ブレスレットを外される。

その時に触れられる浅野君の長い指が私の首筋や耳に当たり、身体を強張らせてしまう。


学秀『これは没収だ。態度を改めたら返してやる。』


そういって彼は生徒指導室を出て行った。

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