第14章 僕の使用人。
それからまぁは話し始めた。
見合いの話しをなくし、僕と共に人生を歩むための条件を呑んでもらうために、まぁ自身の鳳凰学園のすべての権利を放棄し、自分の従兄弟に当たる人に委ね、また、蒼葉の祖父と太いパイプをつなぎ、鳳凰学園を安定させた。
それから、急いで理事長に転入試験を受けさせてもらうよう手配してもらい、今日、ここに会いにきたという…。
『責任とってよね…。もう、私にはここしか居場所、ないんだから。』
学秀『当たり前だ…。僕が一生をかけて幸せにする。
愛している…。まぁ。』
強くつよく抱きしめてられる。
そのまま私はベッドに倒される。
『学秀様?使用人にこんな事して、よろしいのですか…?』
まぁがわざとらしく、だが熱を帯びた瞳でたずねる。
学秀『あぁ…。かまわない。なぜなら、まぁ、お前は僕だけの専属私用人だからな。』
そう言って、唇が触れ、やがて学秀の厚い舌が私の舌と絡み合う。
『ンッ…学…秀…ンンッ…』
学秀『今日は朝まで覚悟しておけ…。』
『ちょっと…まだお昼…』
学秀『関係ない……。』
『あっ…アンッ……。』
私達はその日、数えきれない程のキスをして、数えきれないほど、お互いを求め合い………そして両手の指の数よりも多く交わりあった…。