第13章 奪われる日常
『かすみ…もっと自分を大事にして…。エッチするってさ、快楽とかそんなものだけじゃないと思う…。
愛されたい。愛したい。双方がお互い、相手しか考えられないって思える人とするものだと思うよ…。』
私はかすみの瞳を見つめる。
かすみ『…………。なんで…、何であんたにそんな事言われなきゃなんないの!?
まぁ、あなたは蒼葉様に選ばれてるんだよ?
私じゃ蒼葉様はダメなの!!
どんなに蒼葉様の事を思っても、私じゃダメなの!
ね?だから、蒼葉様を受け入れて…。』
かすみ……。蒼葉さんのこと………。
ガチャッ………。
蒼葉『かすみ、ありがとう。今からはまぁと2人きりにしてくれる?
で、浅野君には連絡入れてくれてる?』
かすみ『……はい。浅野君はもうすぐこちらにきます。では、私は。失礼します。』
カチャ…。
かすみが出て行き、私と蒼葉2人きりになる。
蒼葉『やっと会えた…。好きだよ…。まぁ。
ねぇ、浅野君とはもうエッチした?あっ、でも避妊具ありだよね?
避妊具なしでナマでするとね、すっごく気持ちいいんだ。お互いの熱を直に感じるしね。
浅野君の目の前でまぁに俺の精子を流し込むの、考えただけで興奮しちゃうよ。』
まぁが思い切り睨みつける。
『あなたは、何が欲しいの…?あなたは私の事、好きじゃない。ただの物珍しいおもちゃ。
学秀に見せつけたら私の事なんて冷める。』
蒼葉が私の顔に自分の顔を近づける。