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【暗殺教室】僕の専属使用人

第5章 嫉妬。


何なんだ。何故僕はこれ程までにイライラしている。
まぁは僕の使用人だ。だが、それだけでこんなにも、気になるものなのか…?


蓮『浅野君、なんかすまないね。』

蓮が申し訳なさそうに僕に謝る。

学秀『蓮は気にしなくていい。だが、僕も失礼する。』

テーブルに一万円札を置くと、蓮が慌てて僕に駆け寄る。

が、僕はそのまま足早に店の外に出る。


アイツはどこに行った!!


その時、路地裏から声がする。

『やめてください!』


『いいじゃん?相性って大事なことだよ?そっから始める関係もあるってこと、教えてあげるよ。』


声のする方を見ると、両手を片手で抑えられ、制服のブラウスは第三ボタンまで外されたまぁが蒼葉に壁に押し付けられ、今にもキスされそうな距離だ。


学秀『何をやっている…?』
怒りが込み上げてくる…。

蒼葉『まーた君か。ほっといてくれない?君、まぁちゃんにも恋愛にも興味ないんでしょ?』


学秀『……。あぁ。だが、彼女は僕の家の使用人でもある。勝手なことをされて業務に支障が出るのは問題だ。』


蒼葉『ふぅ〜ん。ま、今日はいいや。またね!まぁちゃん。』


そう言って蒼葉は去って行った。


学秀『大丈夫か?』


駆け寄った僕にフワリとまぁが寄り添う。

『今だけ…こうさせて。』


小刻みに震えている。
胸元からは豊満な谷間が覗かせていた。


僕は彼女を落ちつかせるようにそっと髪を撫でた。


僕が…守らなければ…。まぁを…。
フワリと香る彼女の香りに、胸がトクンと音を立てたことにまだ僕は自覚していなかった。
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