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*空*和也*

第1章 *空*


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繋いだ手をパっと離して


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こっちを見る


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和「シャワー先にどうぞ」


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明日早いって言ってたから


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急いで出て


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ソファに座った


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和くんを待ってる間


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自分の体から


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懐かしい和くんの香りがして


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それを閉じ込めるように膝を抱えてた


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和「まだ髪乾かしてないの?」


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声がしたと同時に


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和くんが髪の毛を触って


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ドライヤーの風が吹いてきた


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昔はよく髪乾かしてくれたよね


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和くんの手が気持ちいい


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目を瞑ったままじっとしていると


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和「はい、おしまい」


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頭をポンポンってされて


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後ろを見ると

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和くんの髪もぬれたままだった


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「和くんもしたげる」


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和「俺はいいよ(笑)」


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って言う和くんを無理やり座らせて


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今度はあたしが和くんの髪を乾かす


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