第1章 *空*
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あたしの唇を指でなぞって
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和「友達・・・ってキスしていんだっけ?」
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目が合って笑いそうになったら
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チュって優しいキス
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「・・・ダメでしょ」
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和「そっかダメなんだ・・・」
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喋りながらも
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何度も繰り返されるキスは優しくて
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和「・・・じゃあ友達じゃなくて・・・彼女だ」
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その言葉がおかしくてふっと笑った
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和「なんで笑うの真剣にチュウしてんのに」
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「ね?なんでだろ(笑)」
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なんであたしは必要とされてないって思ったんだろ
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和くんがこんなに必死になる程
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あたしの側にいたいって言ってくれてるのに
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あたしももっと必死に
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側にいたいって
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言えば良かった・・・
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1人で抱えないで
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和くんに言えば良かった
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