第1章 【番外編】チョコと経験値
放課後───
姉さんは、轟君と“一緒に”教室から下校して行った。
私には「用事があるから先帰ってて」と言って。
芦戸
「うぅ〜…後つけたいぃ〜!」
耳郎
「流石にそれは…」
八百万
「ヒーローを志す者としてどうなのでしょうか…」
風利
「人として良くないよ」
三奈ちゃんの気持ちも分かるけど…
蛙吹
「私は、相澤先生に渡してから帰るわ」
麗日
「ついてっても良い?」
葉隠
「相澤先生の反応見たい!」
他の皆も、それぞれ下校を始めた。
私も、鞄を持って教室を出る。
風利
「スー…ハー……よし」
覚悟を決めて、走り出した。