第26章 学秀オチ③
烏丸先生、イリーナ先生、学秀がバリア内に入る。
2代目死神が私たち生徒を標的に次々に攻撃を仕掛ける。
その一発一発をコロ先生が全身で受け止め、守ってくれる。
そうだ…。コロ先生の最大の弱点…それは…私たち…
コロ『なわけないでしょう!!!』
えっ………?
コロ『正解や不正解かなど問題じゃない!彼らは命がけで、私を救おうとし、恐ろしい強敵を倒してまでココ(校舎)に会いに来てくれた!!
その過程が!その心が教師にとって最も嬉しい贈り物だ!!
弱点でも足手まといでもない!!生徒です!全員が…
私の誇れる生徒たちです!!』
コロ先生……。
学秀(まぁの気持ちが痛いほど分かる…。この一年、あの教師と共に、成長してきたんだな…。)
コロ『それに…生徒を守るのは。教師の当たり前の義務ですから!』
柳沢『そうかそうか。じゃあ、ちゃぁ〜んと守れよ!可愛い生徒を!』
パンッ…。
発砲音と共に、カエデがナイフを持つ。
カエデ『コロ先生!どこかに隠れて回復を!!
ずっと後悔してた…。私のせいでみんなが先生の過去を知っちゃったこと。だから、守らせて!今度は先生の生徒として!!』
『カエデの言う通り!サポートするよ!コロ先生は私たちが守る!』
ひなの『まぁ、私もやる!』
コロ『いけない!茅野さん、桃宮さん、倉橋さん!!』
学秀(まぁ…。やめろ…。)
2代目死神が触手を振り上げる。
カエデがナイフでかわし、私は左に回り込み、ひなのが右側に回り、撹乱する。
コロ先生を守るんだ!!!
ひなの『きゃー!』
『ひなの?』
ひなのがターゲットにされている。カエデがすかさずひなのの元へ向かい、背を向けた瞬間、2代目死神の触手が振り下ろされる!
『危ないッ…!』
ブスッ……………。
誰もが声を出せなかった。
ただただ、呆然と見ていることしかできなかった。
学秀『まぁ………。』