第26章 学秀オチ③
私たちは、マスコミから逃れるように一度場所をうつす。
磯貝『いいか、一旦帰ってみんな、準備をする。
そして、指定した集合場所に来てくれ!』
と、その時、私たちの背後に黒いワゴン車が停まる。
一瞬の出来事だった。
私たちは、車に乗せられ、とある場所に連れてこられた。
『烏丸先生…。』
みんなが見つめる先には、烏丸先生がいた。
烏丸『君たちには、これから監視がつく。くれぐれもヤツに会いに行くような事はするな!』
ひなの『どうして?烏丸先生、コロ先生に会いに行かせて!』
烏丸『だめだ。これは政府の見解でもある。』
その後、烏丸先生は言った。
レーザー発射まで一週間。日付が変わる直前に発射されること。警備が手薄になるまで待たなかったのが仇となったと。
そして、山中には軍人上がりの傭兵部隊が配備されている。
私たちは家に帰され、待った。準備を整え、計画を練るために。
1人暮らしの私は、浅野家にいることを条件にされた。
みんなのグループトークを開く。
私も、
会いたい…。コロ先生に…。会わなきゃいけない!
そう打ち込む。
ひなの
私もまぁと同じ気持ち!きっとみんなも…。
磯貝
ああ!今は気持ちを押し殺して待とう!
カルマ
まぁ、浅野家は大丈夫?理事長先生も会見出てたし、マスコミがそっちに行ってるんじゃ…。
外を見ると、何人かのマスコミがウロウロしている。