第26章 Rush around
「っふふ…なぁ、翔…」
腹の前で重なってた潤の手が
へそピアスを弄ったあと
妖しく肌を這ってきて
「ね、俺の元気になってきちゃった…」
「ちょ、おま…っ、ぁ、っ…」
少し感じてた違和感がみるみる
ナカを押し広げてくる
「んぁっ…も、こ、らぁっ」
こいつ、絶倫か…っ
逃げるため体を前に進めようとしたら
ぐいっと容易く戻されて
また響き始めた肌と肌がぶつかる音
誰かコイツを止めて…!
シーツを握りしめて願うと
俺の願いが届いたのか
ピコン!と聞き慣れた通知音が響く
「…んだよ、もう…」
ずるりと抜けていった潤が
床下に無造作に脱ぎ捨てられた
シャツからスマホを手にして
文面を読むとそれをずいっと
突きつけられた
「…智くん…?」
見慣れたアイコンのその人から
男子会のやり直し日程が送られてきてて
「翔はこの日、行ける…?」
頷くと早々に返事を送ったらしい潤が
またベッドに滑り込んでくる
「あいつらにも報告、しねぇとな…」
「…そだな……」
なんだかんだ、相談(?)にも乗って貰ったし…
智くんは喜んでくれそうだけど
かずはなんかからかってきそうだな…
「なに考えてんの?」
「え、潤…っ?」
正面から見つめてた潤が
覆いかぶさってきて
「余裕そうだから、もっかい…な?♡」
不敵な笑みを浮かべてまた入ってくる
「っ、こ、のっ…ヤリチンッ!」
「これからは、翔だけ…だよっ」
「ん、ぁあ、ぁっ…」
俺、早まったかもしんねぇ…っ
誰かコイツを止めてぇ〜…!←2度目