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IN DREAM2

第13章 青い炎


結界の壁に何度も叩きつけられ、疲弊していたジェイクを横目に
アランは魔獣と戦っていた
「あいつ・・」
反撃しない理由がわからないわけではない
だからといって防御だけでは終わらない戦いだ
永遠と増植する魔獣を一掃するには
原因となるアドラを戦闘不能にすることだが
ヒルトは飲み込まれ、ジェイクは守りの姿勢だけでは
結界で仕切られたこちら側は何もできない
アランは戦いながらユリエフの元へ駆け寄る
「この魔獣、何とか止める方法ないかしら!?」
光の弓矢で敵を倒しながら
仲間についた僅かな傷も見逃さず治療するユリエフは
アランの背後から迫っていた魔獣を撃退しながら横目で
気掛かりな方を見つめる
そこには闇の炎が勢いよく燃え盛り
魔獣を生み出していた
「あの炎を鎮火させれる事ができれば
魔獣は止まるでしょう・・
ですが、この敵の数だと炎の元へ近づく事ができません」
「こいつらを一時的に止める事ができれば・・!」
魔獣の止め方を考える中、ジェイクの事も気になり集中できない
「アランさん!」
「え」
ほんの一瞬、手が止まって考えたしまった隙に
数体の魔獣の爪が目の前まで迫っていた
ユリエフがアランの名を呼びながら弓を射るが
間に合わないところまで迫っている
魔力が溜めきれてない段階で放つ矢は
魔獣一体だけしか当たらず
残りの魔獣によって殺されかけた時
天井から闇で覆われた巨人の腕が振り下ろされ、魔獣を潰す
「?!」
悲鳴をあげる間も無く、液体となる程潰れた魔獣に
アランは目を丸める

「闇よ、消し去れ」

地面から無数の闇の針が出現し
魔獣を下から突き上げていく

奇声をあげながら天高く突き上げられた魔獣から
滴り落ちる血を浴びながら
華麗に姿を現したのは
アンリを連れたクライヴだ

「クライヴ!
遅いぞ!」
少し呆れた表情でライセイは言うが
皆は安心した表情で見つめる
「遅れてすまない」
「助かったわ
ありがとう」
腰が抜けそうなアランは
なんとかその場で立ち続け、クライヴに感謝していた

「この魔獣、アタイ知ってるわ」
アンリは串刺しになっている魔獣に近づき
目を凝らしながら見つめる
そしてポケットに入れていた小瓶を取り出し
緑色に輝く液体を魔獣にかけると
勢いを増していた闇の炎が少し弱まる
そして増植していた魔獣は生み出されず
炎の中から奇抜なうめき声が聞こえて来る

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