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IN DREAM2

第13章 青い炎


「勝手に話進めてんじゃねーよっ!」
アドラが放った黒い炎は
ヒルトに目がけて放ち、ヒルトの風を侵食させていく
「っ!」
ヒルトはすぐに風で炎を鎮火させようとするが
すぐにローランの炎が覆い、アドラの炎が消されていく
「ここで勝手な真似はさせない。」
「ちっ!」
「君は真のインドリームになり、自由を手に入れたいと言っていたが
果たしてそれは叶うのか?」
「何?」
「闇の力に手を染めてしまったことで
魔人になり、強力な力と肉体を手に入れただろう
だが、それは君の心を犠牲にして成り立っている」
「はっ、何言ってる?
俺の心はここにあるし、目的も見失ってない!
今ここでお前達を殺し、力を奪ってやる!」
頬まで裂けた口は不気味にニヤつき
尖った歯が見えている
赤く光る瞳は憎しみが宿ったものであり
まっすぐにローランを睨んでいた
対してローランは一切動じず
少し眉を下げ、悲しげな目を向けている
「哀れだな
今の君が既に心を犠牲にしている証拠なんだよ」
「は?」
「ローランさん?」
「精神体は魂と同じく、肉体一つに対して一つしか存在しない
なのに、君はここにも外にも存在して
それぞれが独立している
それはつまり、破壊を望む君とそうは思ってない別の君に分裂している
このままだと、また違う君の心が生まれるが
数を増やせば増やすほど更に心は壊れ
いずれ精神体は傷つけ合い、自滅する。」
「ローランさん、それじゃあジェイクと戦ってる外のアドラはどうなってしまうんだの?!」
「精神体が自滅した事を知らず、突然目の前で肉体が崩れていく」
「そんなっ・・俺もジェイクも、アドラを助けたいんだ!
どうすればいいんだ?!」
「分裂する前に目の前のアドラを倒す
もしくは、分裂した中でアドラの本心の精神体のみを残し、他を倒す。
それ以外はないよ」
「目の前のアドラを倒しても
外のアドラは無事なんだよな?」
「おそらくね
だが、精神体を一体倒すことで
外へどれだけ影響があるかはわからない」
「それでも、死なすわけにはいかない
ジェイクと約束したからな」
大剣を両手で握りしめ、真上に持ち上げる
「風よ、我が声を聞き入れよ」
風がヒルトの大剣に纏い、周囲に突風が吹き荒れる
「ここで時間をつぶすわけにはいかない
あんたには全力でいく」
「こいよヒルト・クローズ!
お前の力、今ここで全部俺が奪い尽くしてやる!」

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