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IN DREAM2

第13章 青い炎




ジェイクを先頭にインドリーム達はアドラの元へ向かっており
先にアドラの姿をとらえたジェイクは手を横に伸ばし
止まるように合図する

夕焼けのような空を眺めながら
アドラから向けられる殺気に気付いていたのだ

「よぉ裏切者
コロコロ心が変わる気分はどうだ?」
「アドラ・・」
「お前が本心でどう思っているのか
この際、どうでもいい
けど、なんだろうなこの気分
すっげー不快だわ」
赤い瞳でジェイクを睨み、座っていた火族の戦士像から飛び降り
腰に備えていた漆黒のシャムシールを鞘から抜きとり
矛先をまっすぐジェイクへ向けた

「俺はずっとお前を助けたかった!
インドリームの力を無理矢理受け入れたのも
この力なら不可能はないと思ったからだ」
「・・・・」
「あの時、お前と任務でヒエンから炎の力を奪った時
まさかお前が異界送りになるなんて思ってなかった
だからあれからずっと探してたんだ!
火族のスパイになってでもいい、それでも俺は」

「だから、不快なんだよ」

「ジェイク!」
「!」

すぐ目前まで一気に距離を詰め、シャムシールを振り下ろすアドラ
ジェイクの言葉は一切届かず容赦ない殺意のみが襲ってくる
反応が遅かったジェイクをヒルトは体当たりで押し倒し
大剣でアドラの攻撃を防ぐ

「少しはジェイクの話を聞いてやれよ!」
「風のインドリーム、ヒルトクローズ
それは無理がある話だ」
足元から闇の茨が巻き付き、ヒルトの足首を固定し
そのまま左方向へ吹き飛ばす

勢いがよく壁にたたきつけられたヒルトは
咳き込みながらすぐに立ち上がる

「ジェイクがどう言おうが、二度裏切った奴の言葉なんて信じられるかよ」
「確かに、ジェイクのやり方は正しくなかったのかもしれない・・
けど、あいつはあいつなりに友達を救おうと頑張ってたんだ
その気持ちに嘘偽りはないと俺は思う!」
「・・・お気楽な考えだな
気持ちの問題でやり方は目をつぶるってのか
そんな生半な覚悟でインドリームになれたのなら
俺でも簡単になれるよなぁ?!」

アドラの感情と同時に闇の炎が全身を覆い、ヒルト、ジェイクに同時に魔術の印を目前に浮かばせる
「世界を構築する五大元素の一柱である炎がここに。
断罪者に裁きの炎獄となれ!
≪火炎獄郷・八羽失千≫」
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