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IN DREAM2

第13章 青い炎


「お前こそ、俺が誰か知ってるはずだ。
記憶を抜き取られたくなければ言うことを聞け。」
「抜き取る・・ね」

ビーチェは首を絞められているにも関わらず
余裕の表情をみせていたのは
記憶がぜったいにぬきとられないとわかっていたからだ
「発・刺殺爆」
「?!」

ビーチェが呪言を発した瞬間、全身から光が漏れ肉体が膨張していく
それは火族に伝わる自爆の瞬間
自ら肉体に宿る炎に爆発へ変換し、その威力は町一つを破壊できる程の破壊力を持つ
魔力が多ければ多いほど、威力は増大する仕組みだ
全て闇に葬るつもりだと理解したクライヴは
ビーチェから離れ、すぐにアランとイリヤの元へ駆け寄る
「アラン、イリヤ、伏せろ!!」
「え」

クライヴは自らのマントに闇を染み込ませ
それを巨大化し、闇の防御壁を作り出す
防御壁はクライヴ、アラン、イリヤを覆うように丸く変形し
全体を覆うようになっているが、それでも爆発の振動、熱、爆風が流れ込んでくる
「なっなに?!」
闇の防壁で覆われるとクライヴ以外、視界が真っ暗になり
アランは何が起きているのか理解できないまま
イリヤを抱き寄せる
「奴が自爆した!
この爆発はお前たちじゃ防ぎきれない
そこでじっとしてろ!」
闇の中でクライヴの声が聞こえ、それは明らかに防御に徹して必死な状態だとわかる
(この爆発の威力・・今の俺でも集中しないと防ぎきれない
もしあの火族が本気でアランとイリヤと戦っていればきっと・・)

閉じ込められた結界内で起きた大爆発の衝撃は
ヒルト達にも伝わっていた

ビリビリとくる振動にヒルトは立ち上がり、身構える
「今の、爆発?」
「ビーチェの自爆だな」
隣で治療を終え、横たわっていたジェイクは起き上り
アラン達につながる結界の方へ視線をむける
「アランさん達は大丈夫なのでしょうか」
「大丈夫だろ
さっきクライヴがアラン達の所へ向かって行ったし
後で合流しようぜ」

意識を失っているキミを引きずり、ライセイは冷静に話す
「それよりジェイク、もう大丈夫なのか?」
「え、ああ・・おかげさまで。
死ぬかと思ったけどな」
「元に戻ったのならよかったぜ
お前に聞きたいことがあったんだ」

ライセイはナイフに巻き付けられた龍族の紋章が
描かれた布をジェイクの前に突き刺す
「これを入手できるのは龍族だけだが
心当たりはあるか?」
「・・・」
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