第13章 青い炎
クライヴはキミの前で腰をおろし、頭部に手を置いた時
首元に焼き付けられていた呪印に目が映る
鎖がまかれた蛇に剣が突き刺さった紋章
それは闇族が使用していた術の一つであり
クライヴもかつて使用したことがあるからこそ
ライセイの依頼が果たせないと、すぐにわかった
「ライセイ、これを。」
「呪印?」
クライヴの隣に座り、キミの首元を見つめるライセイは
紋章の正体をしらず、見つめている
「それは魂に刻み込む魔術の一つで
魔族にならない精錬された闇の力を得る代わりに、
それを手にいれたときのことを一切誰にも話せないものだ
つまり、他者が無理やり記憶を媒介して読み取ろとしてもできないようになっている
無理やりすれば、確実にこいつを殺すことになるしな。」
「なっ?!」
「トレイタスのことは諦めろ
どうやってもこいつから情報は手に入らない」
「・・くそっ・・」
拳を強く握り、力を踏みしめるライセイの腕は震えていた
(この術を使用するということは
ただライセイを餌でつるためにトレイタスが絡んでいるわけではないのか)
「ライセイ、とりあえずこいつは」
クライヴが声をかけようとした瞬間
時空の歪みが生じ、割れた空には
アラン、イリヤがビーチェと戦っている光景が映し出された