第13章 青い炎
クライヴとユリエフが足を踏み入れた場所は
想定していた場所通りだった
広大な砂漠が広がり、静かに砂が風に舞っている中
ヒルトだけだ腰を下ろし、考え込んでいる姿がある
「ヒルト、無事か」
「クライヴ、ユリエフ・・!」
「こちらの敵は封印することで結界を抜けれたので
ここにたどり着いたのですが
ジェイク君とライセイ君はどこへ?」
「あの二人はここと紙一重の結界の外で
火族と戦ってる
おれがここから出るには、ライセイが相手を倒すか
相手が結界を解かなくちゃ出られない」
「・・なら今のうちにお前に話しておきたいことがある」
「?」
「今回の敵を倒した後、ローランの処置についてだ」
「それ、俺も今考えてたところなんだ
炎のインドリームの力を二人で持ち合わせてるなら
必ずどちらか一人が全て受け継ぐ必要がある。
仮にジェイクが受け継いだとしたら、ローランさんはきっと
今までの負荷を自分だけの生命エネルギーと魔力で補うことになる。」
「そうなれば、必ずローランは助からないだろう
インドリームの力を保持していただけでも奇跡だ
体の内側は内蔵等は限界がきているだろう」
「でしたら、アンリさんに協力していただければどうでしょう?」
考え込むヒルトとクライヴの間で、ユリエフからの提案に
二人の目線がむけられる
「どうやって協力してもらうんだ?」
ヒルトでは想像できない内容だった
肉体的な協力ではなく、ユリエフが言う協力とは
問題となっている生命エネルギーや魔力等の補填を
アンリに協力してもらうという提案だったからだ