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IN DREAM2

第13章 青い炎




(私、今どうして体が反応したのでしょうか?)
封印術が後半にさしかかった時、ユリエフはクライヴの
言葉に自然に肩に力が入ったことに違和感を感じていた
(たしか、クライヴ君は暗黒戦争で暴走し、世界を壊そうとしたものの、天族がそれを阻止したはず・・
ではその時クライヴ君はどうなったのでしょうか)
「炎の魂よ、安らかに眠りなさい」
バザンの肉体は完全に光の包帯で包まれ、そのまま異空間の中へ消えていた
天界へとつながる封印されし者の魂が保管される場所に
移動させたのだ
封印を終えたユリエフはズキンと頭痛がした
クライヴの暴走後のことを考えれば考えるほど、痛みは増す
(天族がクライヴ君を放置したなんて記録はありませんし
かといって封印した記録も、捕えた記録もなかったはず
・・私はどうして、彼のことを’’何も知らない’’のでしょうか?)
ズキンズキンと痛む頭を抑えつつ、ぼーっと佇むユリエフは
クライヴを見ながら考え続ける
「ユリエフ?」
明らかに様子がおかしいことに気付いたのだろう
座っていたクライヴが立ち上がり、ユリエフの肩に手をあてて体を支えるように横になった
「大丈夫か?」
「あ、はい・・」(このことは後で調べればいいこと・・・
今はジェイク君のことに集中するべきですね)
「心配かけてすみません、クライヴ君
封印も終わりましたし、移動しましょう」
「本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ!
少し考えこんだだけです」
何事もなかったように元気に話すユリエフに
クライヴは信じるしかなかった
それが今できる唯一の方法だからだ

少し歩いた先に氷の湖があり、そこからアランとイリヤがビーチェと戦っている光景や、ヒルト、ジェイク、ライセイの砂漠、ラルザ、アンリがいる地下牢の光景がランダムに映し出されていた
湖の手前で立ち止まり、二人は表面に手をあてると
水の中に手が入るように吸い込まれその先に
すぐに別空間があることがわかる
風が吹き、乾燥した空気が指先に伝わったのだ
「行き先は決まっているようだな」
「そのようですね」

ユリエフとクライヴは躊躇なく飛び込む
次につながる場所はヒルト、ジェイクがいる広大に広がる砂漠だと想定し――ーー。


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