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IN DREAM2

第13章 青い炎




「よかった、抜けましたね」
ユリエフはクライヴの中から抜き光の分子を消し去り
傷ついた腕に治癒術をかけながら、クライヴに近づいた
「大丈夫ですか?」
「・・・・あぁ・・・・」
「よかった、意識は完全に戻ったようで安心しましたよ」
「・・危険な作戦に付き合わせて・・・悪かった
そして・・ありがとう」
疲労でかすれた声で言い返すクライヴに
ユリエフはクスッと笑う
「なにがおかしい?」
「いえ、どういたしまして
クライヴ君の声がかすれてるのって、なんかおもしろくて
つい笑っちゃいました」
笑顔で話すユリエフに、クライヴもつられて表情が優しくなる
「さて、私は彼を封印します。
その間は休んででください」

天族特有の文字を光で空中に描き、バザンに最低限の治癒をしながら光の包帯で全身を巻き上げていくユリエフ
その手さばきはとても慣れており、今まで多くの敵を封印してきた証拠だ
「ユリエフ・・・
今回の敵は俺があえて潰れることで倒せた敵だった
だが、もし本当に’’奴ら’’ならそうはいかない」
「闇の神と、アルトリア達ですね」
「ああ・・
闇の神に恐怖心があるのは、わかる
だが、アルトリアや他の仲間達とは接点がないんだ
なのになぜ、俺は奴らと戦えないのか
わからない・・。」
「記憶が全て戻っていない、ということは関係しませんか?」
「それもあるだろうな。
だが、記憶というより体が知っているんだ
奴らには敵わない、と・・・。
確かアルトリアは元天族だったな?」
「えぇ、私に法術を教えてくれた師であり、天族有数の法術士長でした
それが何か?」
「・・・・
いや、もし俺が一度、天界にいたことがあれば
アルトリアと接触していてもおかしくはないと思った。」

ピクッとユリエフの肩が動き、術の進行が一瞬止まった
だが、何事もなかったように進ませ、終始落ち着いた声で答えた
「もし、そうなっていれば
どういう経緯で天界にいたのかとても気になりますね」
「そうだな・・」(今、ユリエフの動きが一瞬止まった?)
ほんの些細な事だったため、クライヴはこれ以上気にしなかった
もしユリエフが何か知っていたとしても
天族である以上、教えれないこともあるし、中にはユリエフでも知らないこともあるはずだからだ

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