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IN DREAM2

第13章 青い炎




「なるほど、わざと自分を追い込むことで
普段抑えていた殺戮衝動や闇の力を解放させ、恐怖心を失くしたのか!」
「あ た り」
「!?」
先まで目の前にいたクライヴはいつの間にか目前に立ち
拳でバザンの仮面を破壊し、両目を一瞬でえぐりぬいた
「ああああぁぁぁぁっ!!」
激痛に悶え苦しむバザンに対し、蹴り飛ばし、馬乗りになって
素手で頭部の全てを殴っていく
最初は片手で防いでいたバザンも、すぐに力が抜け
ついに体が出血の多さに痙攣し始めていく

完全に意識がなくなったことで結界が弱まり、吹雪がやむ
それでもやめる気配のないクライヴは、次に顎と鎖骨に両手を置き、バザンの首を胴体から外そうと力を加えていく

「そこまでです。」
「!」

姿を隠していたユリエフはクライブの前に現れ、
クライブの両手首を握る
「戦いは終わりました
もう、これ以上傷つける必要はありません。
彼は天族の力で封印します。」
「・・・・・」
ユリエフを見てはいるが、クライヴの力はおさまらず
バザンを完全に殺そうとする
「クライヴ君、私の声は聞こえていますか?」
「・・・わ・・かって・・いる」
殺戮衝動を抑えながら正気に戻そうとする意志と、
バザンの肉体を喰らうことで失った血を取り戻そうとする
本能の狭間にたっているクライヴは
無表情でバザンを見ながら答えることしかできなかった
(このままにしておくには危険すぎますね)
「クライブ君、失礼します。」

クライヴの胸に手を当て、光の球体を造り出す
その光に激しくまぶしがって逃げようとするクライヴを
ユリエフはしっかりと腕を握り、その場にとどめる
「あたなの中に、先の矢が残っていれば
それを除くことできっと楽になれます」
球体の中に片手を入れ、そのままクライヴの体の中にも入っていく
「っぐぁ!?」
暴れようとユリエフの腕に爪をたてて握りつぶそうとするクライヴ
裂かれた場所から出血するが、まったく気にせずユリエフは自信の力に専念した
(ここですね・・・)
クライヴの中で消えずに残っていた光の分子を見つけ
それを一気に手のひらに凝縮していく
「いきますよ、クライヴ君
せー・・っの!」

バチンと電気が走る音が響き、衝撃でクライヴとユリエフは尻もちをつきながら倒れる


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