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IN DREAM2

第13章 青い炎



ラルザへ命令をしながら、クライヴはバザンからの攻撃を防いでいた
止まない吹雪の中、バザンから発せられる闇の触手や
雷撃が降り注ぎ、その都度クライヴが闇の術で吸収していく

吸収した腕の血管は浮き上がり、巨大な力を一気に取り込んだことでオーバーヒートを起こし黒血が噴き出す
「ちっ」
傷口はすぐに自然治癒能力でふさがれ、クライヴは闇を雪に染み込ませ、巨大な雪の巨人を造りあげてバザンへ攻撃していく
「だからそれは効かねぇよ!」
狂気的な笑みを浮かべながらバザンは巨人の腕を蹴り上げ
闇の氷の矢をクライヴに目掛けて飛ばしていく
矢を避けるために走りながら次の術を使用できるように
魔力を練っていくクライヴ

「何度やっても無駄だぜ、クライヴ・ベネディクト!
今のお前の精神は俺と繋がってるといっても過言じゃない
一番恐れてる存在が変わらない以上、俺はそいつの力をいくらでも行使できる!」
バザンは時空を歪め、歪んだ亀裂から5つの頭を持つ漆黒の龍を召喚していく
涎をたらしながら首に巻いた鎖を引きづりながら
龍はクライヴをめがけて走っていき
口を大きく開けて飲み込もうとする
だが、光の矢が5つの頭を同時に貫通し、龍は即死で雪の上に倒れこんだ

「ちっ、天族か」

バザンは矢が飛んできた場所へ視線をむける
それは特に吹雪が強い山岳方面
バザンがいた場所からでは姿は捉えられない程
遠い場所に姿を隠しながら、クライヴをサポートしていたユリエフが放った矢なのだ
「やっぱりあの天族から殺すかー
いや、さっさと闇の方を殺せばあとでゆっくり楽しめるしな・・」
「誰がさっさと殺せば、だって?」
「あ?」

クライヴは先の龍の上に立ち、右手を頭部に当てて吸収しながらバザンを睨んでいた
「お前の術は敵の精神と繋がり、そいつが一番恐れる存在として成り代われる、だったな」
クライヴは自身の中で脈打つ心臓音が強くなるのを感じ、これ以上吸収すれば更に肉体が追い込まれることを覚悟しながら
吸収を止めようとはしなかった
それがどんな結果になるかバザンでもわかる
強すぎる魔力を一気に吸収したことで、先とは比べ物にならない肉体崩壊が進み、瞬時には治らない傷を負うのだ
「馬鹿か?
さっきから同じことをしても意味ないんだよ
お前の体が潰れるだけだぜ」

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