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IN DREAM2

第13章 青い炎



「ふっ、だけど、その様子じゃ先の事前式の術が発動する
死ぬのよ、ジェイク」

「それは・・どう・・だろう、な」
「自分の刻限がないことくらい。わかってるわよね
あんなに力を使ったんだから、もう息もまともじゃないわ」
「っ・・・・」
(もう・・視界がほとんど見えない)
キミとの戦闘により、カウントダウンが更に早ったジェイクは
息をすることも難しく、うっすら見えるキミの姿も焦点もあわないままその場に倒れる
「ふ・・ふふふ・・あっはははは!
やっと死んだわ・・手こずらすわね。
けど、これでアドラの元に行って、あの風のインドリームも連れていけば」

「ヒルトをどこへ連れていくって?」

「!?」

キミは自らの耳を疑った
いるはずがいない存在の声が真後ろから聞こえたのだ

「どうしてあんたがそこにいるの?!
雷のインドリーム、ライセイ・ラゾーラ!」

雷をまとった槍を首の後ろに添え、両手首で支えながら
余裕な表情をしたライセイが立っていたのだ
「どうして俺がここにいるかって?
そんなの、ヒルトのおかげに決まってるだろ」
「!
そうだ・・あの風のインドリームはどこに?!」
「俺がいた場所にいるさ
要は俺といる場所を交換したんだ」
「できるはずがないわ!
だってお前はあたしの二重結界で閉じ込めていたのよ・・
見つけれるはずがない!」
「そうか?
風族特有の能力を使えば、お前の術は簡単に解けるさ」
「風族特有の能力?
まさか・・・まさか?!」

顔色を一気に変えたキミは
今までにないほど取り乱していたのだ
なぜジェイクがあんなに勝ち誇った表情をしていたのか
率先して攻撃したのか、今になって理解したからだ

「さーて、火族の法術士さん
俺は閉じ込められてたおかげで、時限式の術はかかってないし
ジェイクが追い込んでくれたおかげで敵は弱り切ってる
こんな絶好のチャンスはないよな?」
「っ・・まだ戦えるわ
見くびらないで!」

袖部分の着物を切り裂き、負傷した右目を隠すように巻き、残った呪符を取り出して戦闘構えになるキミ
対してライセイは余裕な表情は崩さず。槍を右手に持ち替える
「来いよ、火族
お前にはここに閉じ込められる前に見せられた
龍族の紋章のことで聞きたいことがあるんだ」



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