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IN DREAM2

第13章 青い炎




全身にめぐる魔力を両手に集中させ、一気に放出することで
周囲にいた魔獣を瞬く間に灰にさせるジェイク
「くっ・・」
結界の中に入る以前から休まず戦い続け、更にキミの術で
血中の酸素濃度が低くなったことにより
目眩と吐き気が襲う
(いや、まだ倒れるわけにはいかない・・
きっとキミの術で俺達には見えてないけど、同じ空間にライセイがいるんだ・・!
あの雷の魔力は本人のものだったし、きっと幻覚か何かでキミを守るべき対象の何かに見せ、俺たちが攻撃するのを防がせようとしてる・・
だったら、キミの集中力と魔力を分散し、術を弱めればあとはヒルトが・・・)
「どうしたキミ!
こんな貧弱な魔獣じゃ俺は黙らないぞ?
それとも、もっと俺と話がしたいのか?」
「調子にのらないで、半端物!」
また一つ、背後に浮かばせた呪符を取り出し、キミは魔力を込める
「我が身を糧とし、この声に従え!
死眼の魔球よ!」
手に取った呪符は短刀に変形し、禍々しい闇をおびた状態でキミは自らの右目をくりぬく
「なっ!?」
くりぬいた右目は闇の中に消え、キミの右目から大量の出血と硬貨サイズの充血した赤い眼球が零れ落ち、その眼球はまっすぐとジェイクを見つめる
「代償召喚か!
くそっ!」
代償召喚――――
それは自らに肉体を闇に捧げることで手に入れれる兄妹な力
主に闇の魔物でないと持ちえない能力を、一時的に自らの肉体として使用できる闇の呪術
使用者の肉体、精神によって召喚できる能力が異なり、強大な力であればあるほど、命に係わる危険性があり
並みの魔術師や法術士は使用しない術だ
法術士であるキミも普段なら使用しないが、必ず葬る強敵には使用したことがある
ただ、ジェイクの目の前では使用したことがなく
ジェイク自身もそういう術を使用した敵との戦闘がない
この術を止める方法は一つ、術者を殺す。
だが、時限式の術がかけられている今、キミを倒すことはできない
召喚された眼球はジェイクの頭部に目掛け、禍々しい闇の波動砲を放つ
その速さは瞬きよりも早く、全集中力を眼球に向けなければ避けきれない
「っ!」
間一髪のところで避けきれたジェイク
だが、かすった左腕からながれる血は致命的ではないものの
1ミリで多くあたれば命はないことを教えてくれる


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