第13章 青い炎
「そんなの、やってみないとわからないだろ!」
ヒルトはすぐに大剣を取り出し、キミに向かって暴風を吹きあてようとする
だが、キミに到達する前に落雷が風に直撃し、風は消え失せた
「あの雷、インドリームの力?
もしかして、ライセイの?!」
「正解。
けどどこにいるかなんて考えてたら、自分の命がないわよ
この結界に入った時点であたしの能力は発動してるし、
絶対逃げられない
アドラの元には行かせないんだから!」
僅かに息苦しさを感じてきたヒルトとジェイク
焦りを覚えながら風で攻撃するも、全て雷の力で打ち消されてしまい、かすり傷一つキミには届かない
「どういうことだよ・・・」
ヒルトは息を切らしかけながらジェイクを見た時
自らの数字とジェイクの数字が圧倒的に差が出ていた
「ヒルト、この数字は俺たちが何もしなくても減るけど、あいつに攻撃を加えようとしたら更にカウントが早まる
数を増やす方法は、俺たちがお互いを攻撃しあうこと。
だけど、今思いついた解決策がある
ヒルトだからこそできる、方法だ」
「俺だからこそできる方法?」
ジェイクは砂を拾い、握っていた力をすぐに弱めて風にのせて消していった
「これ、ヒルトならできるよな?
あいつには一撃当てるだけで十分だ」
敵の前で多くは語れない
ジェイクにとって最大のメッセージが今のが限界ということだ
(風・・掴む・・消える・・もしかしてジェイク・・)
「俺、ジェイクを信じてる
だから、ジェイクも俺を信じてほしい
誰も死なせないから!」
ヒルトは心の中で確信していた
今のジェイクは絶対に嘘偽りなく、目の前の敵を倒そうとし、ヒルトを仲間だと信じているからこそ提案できた案だと。
そして、ジェイクが考えていることはきっと、同じことだと。
「先に行っておくけどジェイク、この案は想像以上に苦しいと思うぞ」
「望むところだ
今まで苦しい思いはしてきたんだ
こんな所で立ち止まってられるか」
ジェイクは両手の炎をキミへ目掛けて投げ飛ばしていく
だがその炎は直前でジェイクが操作し、その周囲の結界の壁に直撃していく
結界の壁は崩れる様子は一つもなく。変わらず
照りつける太陽光の熱とキミの能力で体力は徐々に奪われていく
「どうしたんだよキミ!
お前からも攻撃したらどうだ?
今の俺達なら、3分待つより仕掛けた方が効率よく殺せるぞ!」
