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IN DREAM2

第13章 青い炎




「っ・・そんなこと・・」
「できなければ、俺がする」
「!
クライブ君!?」
「この結界は長居はできないと話したところだろう
それに、こいつを殺さなければヒルト達と合流できない
インドリームの力が使用できないなら、今のユリエフは法術だけで戦うことになるだろうが、それもどこまであいつに効くかわからない。
第一ユリエフ、お前に人殺しはできないだろ?」
「そ、そうですけど・・」
「だったら俺に任せろ。
その代り、サポートは任せた」
「は、はい!」

大鎌を構え、クライヴは躊躇なくバザンへ向かい、間合いに入った瞬間、首元へ鎌を振り落とす

「すぐには死なねぇよ」

そういった直後、クライヴの鎌は投げ飛ばされ、
同時に動きも止まる

「今の俺は、どう見える?
クライヴ・ベネディクト」

殺意を持っていたクライヴの表情は固まり、
だんだんと疑心に包まれる表情をしていた
「クライヴ君?」
突然動きを止め、固まるクライヴと、その後方で見ていたユリエフはそれぞれバザンの姿が違って見えた
ユリエフには変わらずバザンに見えている
しかし、今のクライヴは-----
「どういうことだ・・なぜ父上の姿になれる?!」
闇の神であり、クライヴを創造した父親の
シャルゼ・ベネディクトに見えていた
勿論、頭の中でそれは偽物だということはわかっている
しかし、体が本物と同じ恐怖心を持ち、自由に動かないのだ

「心、そう、魂と肉体は別物だ
今のクライヴは俺のことが一番恐れるべき存在に見えてるだろう
そうするよう魔術を発動させたからな」
「呪文もなく魔術を発動させたのですか?!」
「できるんだよ。
その代り、代償に相手に魔術の正体を明かす必要がある
魔術とは代償さえ払えば発動できる術だ
それを呪文にするか、ネタ晴らしにするかの違いってこと。
ほとんどの魔術師が呪文や、ルーン文字を使用してるのはネタ晴らししたくないからだ
そんなことするとすぐに対処法の魔法等で防がれて負けちまうからな?
まぁ俺は天才だからネタ晴らしできちまうけどな!」

満足そうに話しバザンに、ユリエフは僅かに震える指から光の球体を造り出し、向ける
「天族の術か・・それなら俺を殺せるな
けど、そんなちっぽけの光じゃだめだ」

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