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IN DREAM2

第13章 青い炎


「あのキミ・ミズエか・・」
「あいつの相手はあんた1人じゃ出来ない
急ぐ気持ちはわかるけど、ヒルト達と相談して動こう
いいよな、ヒルト?」
「勿論。
まずはこの建物の構造を教えてくれ
そこからどう動くか考えようと思う」

ジェイクはすぐに両手から炎で円を描き、空中に炎上させる
焔は次第に細く凝縮され、精密な地図と変わっていく
「ここは5つの塔があって、アドラやその仲間達と
会ったのは中央塔。
そして四方に囲んでる4つの塔のどこかに
この世界を構築してる装置が隠されてるはずだ。」
「装置?
それでこの異空間を作ってるのか?」
地図と周囲の風景を交互に見ながら
ライセイは問い、ジェイクは黙って頷き、話し続ける
「ここに来れたのはクライヴの力だろ?
異空間を渡るためのゲートで来たけど、違和感を感じたはずだ」
「入ってきた時は異空間を渡る方法だが、ここには
現実に存在する水や日光がある。
つまり、異空間に見せた結界か」
「その通り
人間に異空間を作る力なんてない。
だからキミとバザンは幻術と結界術の強化装置を使って
この空間を作り上げた。」
「バザン?」
聞き慣れない名前に首を傾げるイリヤ
ジェイクがその名の人物について語ろうとした時
イリヤの後方からクナイが投げ飛ばされ
咄嗟にイリヤを抱き抱えて避ける
「っ!」
「ジェイク君?!」
何が起きたのか理解できなかったイリヤは
ジェイクの胸元で挙動不審に辺りを見渡す

倒れたジェイクの四方をアラン、ライセイ、クライヴ、ヒルトが立ち、ユリエフ、ラルザはアンリを挟むように背を合わせて武器を構える

「クソッもう来たのかよ!」
悔しそうに言いながら
ライセイは雷を纏わせた槍を握りしめ、地面に刺さったクナイの札に視線を向ける
その瞬間、ライセイは言葉を失った
血を浴びたように真っ赤なクナイに付いていた札は
かつて龍族の王族だけに持つことが許された紋章が
刻まれたいたからだ
「なんで・・・
これは龍族の王族だけしか知らないはずなのに?!」
「ライセイ?」
疑念に満たされた表情で呟くライセイに対し
ジェイクはイリヤを座らせ、ライセイの目線を追ったが
どこにも龍族に関わるものは見当たらなかった
「ライセイ、何見て言ってるの?
そんなものどこにもーーー」

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