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IN DREAM2

第13章 青い炎


「ジェイク、今は抑えよう」
ジェイクの視界からヴァンを消すように手を伸ばすヒルト
「その力、アドラのために残すべきだ」
「ヒルト・・・」

「かっこいいねーヒルト・クローズ!
それでこそ、リーダーってもんだ」
心からの言葉ではないのは、ヴァンの小馬鹿にした笑から見て取れる
それでもヒルトは挑発になることなく、静かに仲間と目を合わせ構えていた武器を全員が治る

「俺達は進み続ける
誰が立ちはだかろうと関係ない
そうだろ?」

ヒルトは問いを仲間に投げながら堂々とヴァンの隣を歩く
賛同の声を上げ、全員が後を歩きヴァンから過ぎ去っていく

「ハハハハッ!
こりゃ、ド派手に盛り上げてくれそうだな!
んじゃ、俺は見物させてもらうぜ。」

高笑いを空間に響かせながらヴァンは姿を消して行った


「ーーー皆、ありがとう」

先まで怒っていたジェイクではなく、落ち着いた声で静かに声を発し、歩みを止める
「騙し続けてヒルトの命まで狙った俺を
こんな所まで来て、力になってくれるなんて思ってなかったんだ」

「誰にでも辛い過去はありますし、間違った選択もするでしょう
ですが、そうするしかなかった事情があるのも事実・・
その事実を無視して見放すほど、私達は非道ではありません」
「ユリエフちゃんの言う通り!
アランちゃんだってずっとジェイク君の事、信じてたし皆心配してたんだよ」
「まぁ、ここまで複雑なら頭の中ごちゃごちゃになっても
仕方ないんじゃないかしら」

「ユリエフ、イリヤ、アラン・・」
「質問、いいですか?
ジェイクさん」

軽く手をあげながら、アンリが話を遮るようにジェイクの横に並ぶ
「ローランさんが拘束されてる場所、教えてほしいの。
貴方が今まで見てきた光景は、アタイを含めて全員が知ってる。
どこにいるの?
まだ無事なんでしょうね?」
「ちょっ、わかった!
案内する!
近いって!」
ローランを救いたい一心のあまり、ジェイクに近づき、至近距離で問い詰めるように来るアンリに対し
ジェイクは純粋に焦りながら肩を持ち、距離を保とうとさせる
「ローランさんは中央の塔の地下に幽閉されてる
けど、結界で守られてるから外から入るには
術者を殺さなくちゃ解けないんだ」
「その術者は?」
「キミ・ミズエ。
火族の中でもトップクラスの呪術師だ」


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