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IN DREAM2

第13章 青い炎




「はいはい
お堅い聖人様にいった俺が馬鹿だったよ」
両手を上げ、持っていた銃を地面に落とし
降参だと示す姿勢をとる

「これ以上は何も手出ししねぇよ
どうだ?
この機会に俺を殺してみるってのは?」

ヴァンから発せられる言葉と、眼差しや口調は相違しており
明らかな挑発行為だと誰が見てもわかる
インドリーム側から攻撃を仕掛ければ、何か罠がしかれているのだろう
その場にいた誰もが警戒し、丸腰のヴァンに仕掛けようとはしなかった
「ったく、面白くないねぇ
こういう時は素直にきけっての。」
失望したようにため息をつき、ゆっくりと立ち上がる

「それ以上動けば」
「動けば、なんだ?
殺せるのか?
その手にとる光の弓矢で、俺の脳天をぶっ刺せるのか?
聖人様よぉ」
「・・貴方をここで殺める事はしません
私は貴方を拘束し、天界へ連れて行く必要があると判断します」
「いいねいいねぇ!
それで俺から闇の神の情報を洗いざらい聞き出そうって根端か
で、どうやって聞き出す?
拷問か?
それとも脳みそ弄って頭ん中狂わせながら、洗脳するか?」
「非人道的な行いは天族の意に反するため、そのような行為はいたしません。」
「へぇー
聖人は嘘つかないって聞いた事あるけど、こりゃガセネタだな」
「ガセネタ?」
「天族は必要があればどこまでもヤル奴らだ
力が必要であれば、禁術を使ってでも非人道的なことに手を突っ込むぜ」
「呆れますね
何を根拠にそんな事を言ってるのですか?
そのような侮辱は心外です」

冷静に答え続けるユリエフも我慢の限界なのだろう
構える弓矢は、一族への侮辱で怒りが込みあがり、震えが伝わっていた
それでもヴァンは無抵抗のままユリエフを
舐め回すように見つめ、ニヤついた口角は止まることがない

「ユリエフ、こいつの話を真面に受けるな
何を目的としてるか分からない中で付き合えば、俺達が躍らされる」
クライヴは震えるユリエフの手を両手で添え、優しく制する
自分の冷静さが欠けていたことに気づいたユリエフは
深く深呼吸し、構える弓矢から力をぬいて構え直す
「ありがとうございます、クライヴ君
私らしくなく、挑発にのってしまいました」
「気にするな。
言葉巧みに相手を惑わし、連結を乱して行くやり方はこいつらの専門分野だ」

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