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IN DREAM2

第13章 青い炎




アドラ達は戦闘配置につき、ジェイクとヒルトが精神世界から戻ろうとしている時、ヴァンと交戦中のクライヴ、ユリエフ、アラン、イリヤ、ライセイは一定の距離を保ちつつ
ヴァンに隙を作らないようにしながら攻防を繰り返していた

「そこだっ!」

ライセイは右手に握りしめ、白く光る雷槍をヴァンの懐に目掛けて投げる
「お?!」
猛スピードで飛んでくる槍を軽々と避け、ヴァンは空中でバク転を繰り広げた

「かかったな」
「!」
クライヴは両手から浮き上がる闇の魔力で球体を造り上げ、そのまま挟み込むように力を加えていく
ヴァンは空中で四方八方に漆黒の闇の魔方陣が展開していることに気付き、すぐに体勢を立て直そうとするが、瞬きよりも早く、クライヴの攻撃がヴァンへ直撃する
魔方陣から放たれる漆黒の波動砲はヴァンの肩、腕、胸部を貫く

「っ!」

貫かれたヴァンの肉体からは赤い血が大量に吹き出し、その場で膝をつく

すぐに立ち上がろうとするも、目前に広がる白い糸のようなものに目が止まる
「それ以上動くと、次は全身がバラバラになるわよ」
蜘蛛の巣ように水の糸を張り巡らせ、アランはヴァンの前に立ちふさがる
「高速で水を回転させ、それを一本の糸のように凝縮してるのか」
「その通り。
通常の戦闘時には不向きな技だけど、今のあんたの体なら簡単に引き裂ける威力よ」
「ククク、まさかおれがこんなガキ達相手に劣性になるとはな。」
「子供だからといって甘くみてるから
痛い目をみたんだよ!
イリヤたちは普通の子供じゃないんだからね」
「たしかに、お前らはインドリーム
世界を混沌から救うために存在している救世主ってやつだ。
だが考えてみろよ
そんなインドリームでも紛い物もいるんだぜ?」
「誰のことを仰りたいのか想像はつきます。
ですが、彼は・・・ジェイク君は紛い物なんかではありません」

ヴァンの言葉を覆いかぶすようにユリエフは答える

「それはどうかな?
この世界の歯車は狂ってやがる。
世界の秩序を管理する天族様ならうすうす気づいているんだろ
闇の神が簡単に復活してしまった原因も、インドリームの力を正当な者から禁術で奪えてしまっている現状の異常さによ?」
「・・・―――――。」
ユリエフは静止し、ヴァンと目を合わすことなく、魔導弓を構えながら戦意が消失していないことを体現する

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