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IN DREAM2

第13章 青い炎




アドラの問いの意味や率直に意見を言うべきだと感じたバザンは躊躇いもなく告げていく
「火族としての意見をまず言わせてもらうなら、自由を手にいれるためなら手段を選ぶな、だな
お前自身の自由と、死風の暗殺部隊が望む自由は共通の夢だ
それを特定の手段でしか進めないなら、絶対に敵わない
お前が持つその赤い玉・・インドリームの力が手に入らなかった時の保険としてヴァンからもらった代物、それを使う方法も考えておくんだな」
「へー。この赤い玉がどういう結果になるかバザンには想像がついているのか」
「魔術会で議題に上がっていたことがある超危険なものだ。
誰がどうやって作っているのはわからないが、その玉には
得られるものと犠牲になるものが大きすぎるって噂だけどな。」
「・・・・。
で?
火族じゃない意見はあるのか?」
「ある
これは俺個人としての人としての意見だが、はっきり言わせてもらう。
アドラ、いい加減自分と向き合えよ」
「・・・は?」

予想もしない発言に、アドラは拍子抜けし、素声で聞き返す
「それ、どういう意味なんだバザン」
「だーかーら」

バザンはアドラに腕を回し、親しみを込めて話し続ける

「お前がやりたいことだけに専念しろってことだよ
いつまでも誰かの期待に応えようとしなくていい
生きたいって願うなら俺達を捨ててもかまわない
お前一人の自由を勝ち取るなら簡単だろ」
「・・バザンお前・・」
「この肉体がバリスタンの肉体で造り上げ、お前の魂を入れている
そしてヴァンから受け取った黒い水晶を埋め込んだおかげでまだ力も生命力も安定してる
魔術師として見た限り、お前にはまだやり直す時間が残ってると思うぜ」
「やり直す時間、か。」

胸に手を当て、冷静に考えるアドラ
本当に自分がしたいこと
本当の自由とは何なのか――――

「きっとジェイクのことだ
黙って俺達の言いなりにはならねぇ。
お前と決着つけにここに来るだろう」
「・・・」
「アドラ、俺はお前に地獄の底までついて行くつもりだ
それは他の奴らも同じ。
お前の真意を込めた命令を俺たちにくれ」

バザンはアドラから離れ、頭を下げ、右手に持っていた杖を床に叩く
その瞬間、それぞれの持ち場で待っていた死風の暗殺部隊の仲間達が映し出され、アドラを見つめている

「なんだよバザン
今の会話、皆に聞こえるようにしてたのか」


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