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IN DREAM2

第7章 闇の神


銃口をジェイクの頭部にくっつけ、笑みを浮かべ
挑発的な態度で脅迫的な口調で話すヴァン

「あんた達・・!」

「今の水のインドリームは無力だよ
とりあえず、君はそこであの方と風のインドリームがどうなるか
見ていればいいさ」
「どういうこと?」

「あんた達のリーダーが、なにを守るか見てろってことよ
心の底では期待してたんでしょう?
仲間が危険になれば、リーダーが助けてくれるんじゃないかって。」
「・・・」
「けどまぁ、それがどうかってことだ」

「うるせぇ・・。」
「!」

うつぶせになりながら、ジェイクは苦しみ交じりの声で話した

「ヒルトは見捨てねぇ・・仲間を助ける
俺たちを助けてくれたみたいにな・・・
そうだろ、アラン」
「ジェイク・・」

「・・・そうかよ」

希望を抱くよう、必死にアランの心が押しつぶされないよう、励ますジェイク

だが、ヴァンはジェイクの頭を蹴り飛ばし
腹を蹴り、傷口に機械の義足をねじ込むように押し当てた

「い゛ぎっがぁぁぁぁっ!!」

「ジェイク!」


「興覚めさせんなよ、ジェイク・バルシウス
俺はてめぇに話しかけてんじゃねぇよ」

ギリギリと音を立てながら、ジェイクを踏みつぶすヴァン
その口調は荒々しく、先よりイラついていることは明白だった

「水のねぇちゃん
ボーイフレンドの足が二度と使いもんになってほしくないなら
そこでじっと黙ってみてな。
そして喋んな。
俺たちから質問されたら、はい、か、いいえ
それだけで答えろ。」

ヴァンの命令じみた言葉に、アランは黙って何も答えられなかった

「いいな?」

「・・・。」

あくまでヴァンのやり方では答えない
そんな気持ちの表れだろう
アランはヴァンの重圧にたえながら、口を開こうとはしなかった

ジェイクの右太ももから義足を離し、少し距離をとる
だが、ボールをおもいっきり蹴るように
数歩勢いつけて走り、鋼の義足はジェイクのみぞうちに直撃した

「う゛っ・・・!おぇっ?!」
衝撃が強く、その場で吐いてしまうジェイク
その衝撃は内臓や骨が潰れそうな音が響き
アランは無意識に口を開き、答えていた

「わかった!
わかったから、もうやめて!」

「・・そんな言い方でモノ頼むのが礼儀か?」
「っ・・・いいえ・・。」
「だったら、言い方があるよなぁ?」

ニヤニヤと馬鹿にしながら笑うヴァン


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