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孤独の旗【宝石の国】

第1章 1章


「は?」

ユークレース「レッドもお兄ちゃんになったんだから弟達にカッコいいところ見せたいよね」

「おい待て」

ユークレース「だって一人称が俺になったのってダイヤが産まれてからでしょう?」

ジェード「なるほど」

ルチル「気が付きませんでしたね」

「やめろ!!恥ずかしくなってきた!!」

ユークレース「大丈夫、安心して、ここにはレッドより歳下はいないから」

「そこに融かされた最年少がいるんですけど!!」

ルチル「まだ起きてませんから」

「聞こえてるかもしれないだろ!」

三人「「「大丈夫、大丈夫」」」

「大丈夫なもんか!」

ジェード「そうだ、レッドに頼みがあるんだ」

「なんだよ議長」

ジェード「みんな疲れてきてる、お前の舞を見せてくれないか」

「……やだよ」

ユークレース「……一人称……」

「脅してんのかユークレース!」

ユークレース「何も?」

「………わかった、1曲だけだ」

レッドベリル「なにー?レッド踊るのー?」

「1曲だけだ」

レッドベリル「なら衣装用意するよ!ほら来てきて!!」

「1曲だけだ、そんなに用意するもんでもないだろ」

レッドベリル「だめ!!いいから!!」

「わかったよ……議長、どっか一部屋空けといてくれ」

ジェード「わかった」

・・・

「ほんとにこんなので舞うのか?」

レッドベリル「そう!ヒラヒラしてていいでしょ!」

「今年は麻が少ないんじゃなかったのか」

レッドベリル「大丈夫!この服レッドの寝巻きもかねてるから!!エコ!!」

「エコ!じゃねぇよ…」
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